推し事のお話。

観劇の感想とか。とりあえず推し事のお話。

ストリップ学園を見てほしいという叫び

2018年、今年の観劇始めは『ストリップ学園』という舞台になりました。

2018年1月12日から20日(全14ステージ)まで新宿FACEで行われているCLIEが主催の『ハダカ座公演vol.1 ストリップ学園』です。

公式サイトは、こちら。うまく貼り付けできていなかったらすみません…。

 

ハダカ座公演vol.1「ストリップ学園」

 

 

見てきたんですけど、まあとにかくやばい。元々語彙力のない人間なんですけど、終わったあとは「たのしい、すごい、やばい」しか知ってる言葉がないくらいそれしか言えなかった。

テーマが禁常識なのでまあ、色々とありえない事がやれます。

 

・紙テープ(リボン)が舞台中に投げれるタイミングがある(しかも1回ではなく複数回)

・おチップタイムがあるので、おチップが渡せる(物販でおチップが販売されてる)

・(新品未使用の)パンティーとかブラジャーが振り回せる

・フゥー!!!とか歓声はもちろん、合いの手、手拍子だってできちゃう。

 

もう意味がわからない。私は何を見に行っているんだ??って感じになります。

箇条書きにしたけど、もう詳しくは公式さんがYouTubeに楽しみ方の動画をあげているのでそちらをご参照ください。

 


『ストリップ学園』の楽しみ方! - YouTube

 

とにかく参加型。参加型というよりは、もはや私達もストリップ学園を作る一部になるというか、なってました。

ある時はストリップショーの観客だし、ある時はストリップ学園の生徒だし、と参加型どころの話ではなかった。没入感??ってやつですかね、すいませんちょっと難しい言葉使ってみたかったんです。誤用でしたらすみません。

 

ステージは四方を囲み型になっていて4つの視点から舞台自体を楽しめます。ちなみに、真ん中のステージは回転するのでさらに楽しい。あ、ここでは見えなかった部分がこう見えるんだ、なんて発見もあったりします。

で、今回チケットはお値段が三段階に別れています。一般、プレミアム、カブリツキと。おチップタイムとかあるけど、結局一般じゃ楽しめないんじゃ…??と思ってましたけどそんなことない。と、私は言いたい。これは私が経験したことだからすべての席に当てはまることじゃないかもしれないけれど、おチップタイムはとにかく演者の方が受け取りに来るので渡す勇気さえあれば渡せます。ちゃんと。おチップタイム以外だって客席全体がステージのようだからびっくりするところから現れたり演じてたり、もちろんストリップしたりしてます。楽しむ気持ちさえあればどんな席でも楽しめると思います。あとこれは、ほんとに個人的なあれなんですけど、リボン投げは一般席の方がうまく行きました、練習しておきます。

 

ストーリーは、タカラジェンヌを目指して宝塚音楽学校に入るように、一流のストリッパーを目指し、最高のストリッパーに贈られるアゲハという称号を手に入れることを夢見る少女達がストリップ学園で切磋琢磨していくのを見ていきます。ストーリーがギャグテイストで進む中で、どんな過去でどうして目指して、どう友情を育んでいくのか、というのが深淵までわかる訳ではなくだからといって納得出来ないレベルじゃないくらいに舞台を通して知ることができます。と、いうより知っていくことによってより深く知りたくなってきます。ので、CLIEさんは続編としてそれぞれの少女に焦点を当てた作品を作って欲しいし本音を言えば、アゲハの称号をあげて欲しい。

 

何が刺さるのかわからないので、ここからはちょっと私の性癖に刺さったところを簡単にあげていきますね。

 

・少女の仕草と顔なのに、脱いだ体は引き締まった男性の筋肉

 

学園モノなので、制服だったり、パジャマだったり、チアガールだったりと色々とあるんですけど、隠れていると完全に女の子に見えるのに見えているふくらはぎだったり、腹筋だったり、脱いでいくと御開帳される腕の筋肉だったりが完全に男性なんですよね、当たり前ですけど。でも、舞台で彼女らを追っているとやってる人が男性だなんて頭から抜け落ちちゃうんですよ。なのでその脱いだ時やチラリズムする男性的な筋肉のちぐはぐさにドキドキしました。あと普通に腹チラとか見えそうで見えないおパンティーとか普通にドキドキしてました。堂々と脱いでいても本当にドキドキします。自然と歓声が出ちゃう感じです。あんなに筋肉を拝める舞台もあまりないんじゃないのかなって筋肉フェチな私は毎公演最高にドキドキしてますり

 

・中村 中さんの存在感のやばさ

 

頭悪い感じになってしまったけれど、本当にやばいです。会場中の空気を中さんが吸って自分の色に変えてから吐き出した空気を吸ってる感じがしました。妖艶、という言葉がぴったりな歌と、ストリップ。もう中さんが出ている時は目線を奪われてしまうような、奪われるというより見なくてはいけないような気持ちでした。そしてこの舞台のために書き下ろされたという曲。最高です。思わず涙が出てくるような歌声、是非劇場でご退官ください。そして音源下さい、ストリップ学園のサントラ出しましょうお願いします。

 

・とにかく楽しい

 

どんなに言葉を尽くそうと、最終的にはこの気持ちが残るんです。楽しかった、で終わる舞台。なんだか心がスっとしてる終演後。何がどう作用しているのかわからないんですけど、とにかく楽しい。きっと私に語彙力があれば言葉の限りどう楽しいのか言えるのでしょうけれども、語彙力がないので楽しいという事実だけを伝えさせてください。

推しにおチップ渡せるのが楽しい、舞台に向かってリボンを投げるのも楽しい、一緒に手拍子や合いの手、終わりには歓声を上げたりするのが楽しい…あげたらきっとキリがないくらい浮かびます。悩んでたこともなんだかどうでもよくなる、そんな気持ちにしてくれる(私はそんな気持ちになった)舞台です。それよりも、ストリップ学園で学ぶ少女達の笑顔を見ていたい、彼女達の誰かがそれとも全員がアゲハの称号を得るのを見届けたい、おチップ渡したい、そんな気持ちを抱く帰り道です。

 

私の稚拙な文章が、どれだけの力を持つかわかりませんかどなたかの背中を押せたなら幸いです。

舞台は、20日まで新宿FACEにて上演しています。もしどなたか知り合いの方がチケットをお持ちなら当日券がお安くなるおともだちケットというのもございます。

少しでも気になるのなら、時間とお金に余裕があれば、是非足を運んでください。

では、ここまでの乱文の長文お読みくださりありがとうございました。